食いつきが悪い時の対処法：愛犬の食欲不振を解決するヒント
ペットフードアドバイザーとして、「うちの子、最近ごはんをあまり食べないんです」という相談をよく受けます。食欲不振には様々な原因があり、適切な対処が必要です。
はじめに、体調の変化がないかどうかの確認が大切です
食欲不振は体調不良のサインかもしれません。食欲だけでなく、元気さや便の状態なども含めて様子を観察しましょう。気になる変化があれば、早めに獣医師に相談することをおすすめします。
体調に問題がない場合、以下のような工夫で食欲を改善できることがあります。
フードに少量の温かい水を加えると、香りが立ち食欲をそそります。水を加えすぎると味が薄まってしまうので、フードが少し湿る程度にとどめましょう。
また、食事の時間を見直すのも効果的です。犬は ルーティン（決まった時間）を好む動物です。
毎日同じ時間に給餌することで、自然と食事のリズムが整ってきます。
食器の位置も重要なポイント。落ち着いて食事ができる環境を整えましょう。人やほかのペットの往来が多い場所は避け、静かでくつろげる場所を選びます。
暑い季節は特に食欲が低下しやすいもの。そんな時は、食事の時間を朝晩の涼しい時間帯にずらしたり、部屋を適温に保ったりする工夫も有効です。
最後に、おやつの与えすぎに注意が必要です。間食が多すぎると、本来の食事時の食欲に影響します。おやつは食事の1割程度を目安に、与える量と時間を管理しましょう。
