【ドッグフードの選び方】注意する2つのポイントと5つの真実

【ドッグフードの選び方】注意する2つのポイントと5つの真実

ドッグフードの選び方で注意する2つのポイント

ドッグフードを選ぶときは、キャッチコピーや見た目で選んでいませんか?

ドッグフードといっても種類がとても多く、どれを選んだらよいか分からないという方がとても多いです。ドッグフードの中には、犬にとって良くない原材料を使っているものも多く販売されています。犬にとって、何が一番よいのかということを知ることで、ドッグフードの正しい選び方ができます。

今回は、ドッグフードの選び方で注意する2つのポイントと、ドッグフード選びで失敗しないためのドッグフードの5つの真実について、詳しく解説していきます。

犬は炭水化物の消化が苦手な動物

ドッグフードを正しく選ぶには、まずは犬の身体の作りを知ることが重要です。

犬は、尖った歯しか持ち合わせておらず、顎を横に動かすことは出来ません。尖った歯しか持っていないのは犬に限らず、肉食動物特有の特徴でもあります。これは、「動物に食らいつき、肉を引き裂き丸呑みする」という犬本来の食べ物・食べ方の証明とも言えるものです。肉を主食とする肉食動物は、炭水化物を多く含む穀類を主食としていないため、炭水化物の消化酵素であるアミラーゼが、唾液にほとんど含まれていないのも特徴の1つです。犬の祖先ハイイロオオカミと犬は、DNAが99%以上一致しており、犬は紛れもない肉食動物です。

よって、肉食動物である犬の唾液にもアミラーゼはほとんど存在しません。犬の唾液にアミラーゼが含まれていないということは、私たち人間と違い、炭水化物の消化がとても苦手な動物ということです。

炭水化物を多く含む穀類が入ったドッグフードは犬の身体に負担をかける

犬は炭水化物がただ苦手というだけでなく、炭水化物を多く含む穀類が入ったドッグフードを食べさせると、身体に負担をかけてしまいます。

人間は、穀類を口に入れ平らな歯で消化しやすく咀嚼し、唾液と絡ませてアミラーゼで穀類の消化を助けます。その後、長い消化器官で時間をかけて体に取り入れます。しかし、犬の腸は非常に短く、シンプルな消化器官の作りになっています。それは肉の消化が穀類と比べて簡単だからです。そのため、消化に時間のかかる穀類は犬の体に負担をかけてしまうのです。

よって、「炭水化物が少ないドッグフードを選ぶこと」が、ドッグフードの選び方の1つ目のポイントになります。

犬に必要な栄養分は動物性たんぱく質

たんぱく質とは、三大栄養素のひとつで、筋肉や臓器など体を構成する要素として非常に重要なものです。

たんぱく質には、大きく分けて以下の2つのたんぱく質があります。
・植物性たんぱく質
・動物性たんぱく質
植物性たんぱく質とは、小麦や大豆など野菜から摂ることができるタンパク質のことで、動物性たんぱく質とは、肉や魚など動物から摂ることができるタンパク質のことです。犬は、人間の4倍にも及ぶ動物性たんぱく質が必要と言われています。なぜかというと、犬は人間よりも、肉の消化に優れた体の仕組みを持っているからです。これらのことからも、犬が身体を作っていく上で、私たち人間が必要とする食材や栄養とは全く異なることがわかります。

よって、「動物性たんぱく質を多く含むドッグフードを選ぶこと」が、ドッグフードの選び方の2つ目のポイントになります。

ドッグフードに炭水化物量が記載されていない!?

ドッグフードの正しい選び方について、以下の2つのポイントが重要と説明しました。

・炭水化物が少ないドッグフードを選ぶこと
・動物性たんぱく質を多く含むドッグフードを選ぶこと

早速、手元にあるドッグフードの成分表を確認する方もいるかもしれませんが、中には炭水化物の表記がなくて戸惑っている方もいるはずです。

実は、ドッグフードの場合、炭水化物の表記は法律で義務付けられていないため、ドッグフードの成分表をみても炭水化物がどれぐらいの割合入っているか分かりません。そこで、炭水化物の割合を計算する計算式を利用します。

炭水化物(%)=100-(タンパク質+脂肪+繊維+灰分+水分)

例えば、たんぱく質24%、脂肪14%、繊維5%、灰分7.5%、水分10%の場合、「100-(24+14+5+7.5+10)=39.5%」が、炭水化物の割合となります。

計算式からタンパク質が少なければ炭水化物は多くなり、たんぱく質が多ければ炭水化物は少なくなるのが分かりますね。つまり、動物性たんぱく質の割合が多いドッグフードを選ぶと、必然的に炭水化物の少ないドッグフードを選ぶことになります。

豊富な肉の量もドッグフード選びに重要

炭水化物の計算式から、動物性たんぱく質の割合が多いドッグフードを選ぶことが、ドッグフードの正しい選び方ということが分かりましたね。もう1つポイントをあげると、犬によって健康的なドッグフードを選ぶには、豊富な肉の量にも注意してください。犬が野生の肉食動物だった頃、毎日同じ食事を食べていたわけではありません。

今日は鹿、次の日は山羊、その次の日は魚など、様々な獲物を捕獲し栄養を摂取してきました。たくさんの種類の獲物を捕獲することのメリットは、多種多様な獲物から摂取するタンパク質の種類が多くなることで、体の組織として合成していく効率が上がっていきます。よって、身の部分だけではなく、臓器、軟骨と元来野生の頃食べていた食材を全て使用しているフードは良質だと言えます。身の部分、臓器の部分、軟骨の部分はそれぞれ含まれている栄養価が違う事はご存知の通りですが、その点も踏まえ、肉原材料が豊富に含まれたドッグフードを選ぶ事が重要となります。

ドッグフードの正しい選び方について、ここまでのことを注意して選ぶようにしましょう。


ドッグフードの5つの真実

ドッグフードの5つの真実

正しいドッグフードの選び方については、理解できたでしょうか?現在販売されているドッグフードには、犬にとって良いものもあれば、悪いものもあります。

ここからは、ドッグフードの5つの真実からドッグフード選びで失敗しないための知識も併せて紹介します。

・たんぱく質35%以上のドッグフードは課税される
・添加物不使用表記には栄養添加物が入っている
・人間用食材表記は何が入っているか分からない
・グレインフリー=NO炭水化物ではない
・パッケージ写真はイメージ操作

たんぱく質35%以上のドッグフードは課税される

近年では、海外で生産されている良質なドッグフードが手に入りやすくなりました。それらの輸入の際、基本的に税金はかかりませんが、タンパク質が35%以上の場合は課税されてしまいます。そのため、今市場に出回っているドッグフードの多くは、タンパク質が35%未満のものがほとんどです。

犬にとって、たんぱく質が重要であることが分かっていても、コストの兼ね合いでタンパク質を35%以下に落としている業者も多いです。それらのドッグフードは、犬の健康よりも販売の利益を考えているようなフードである可能性があります。

添加物不使用表記には栄養添加物が入っている

「人工添加物不使用」と書いてあるドッグフードでも、栄養添加物が入っている場合がほとんどです。

栄養添加物とは、ペットが必要とする栄養素を、バランスよくいつでも安定的に摂ることができるよう、有効成分を補強することを目的とした添加物のことです。原材料一覧を見ると、ビタミンやミネラルなどが多く含まれているドッグフードがあります。なぜこのような栄養添加物を足す必要があるのか?理由は以下の2つが考えられます。
・肉が少なくて栄養が足りない
・処理の過程で栄養を損なっている

肉が少なくて栄養が足りない

使用している原材料が、犬に必要なものではなく、それに伴って必要な栄養価も含まれていない場合があるためです。特に原材料で肉が少ないドッグフードに多く見られます。

処理の過程で栄養を損なっている

処理の過程で栄養を損なっているとは、調理方法・加工方法の差で、原材料の栄養価をどんどん奪ってしまっている場合です。高温・高圧での調理や何度も加工を加えることで、犬に必要な栄養価を壊します。

生産コスト・効率を優先的に考えられたドッグフードは、犬の健康を損ねてしまいますので、注意しなければいけません。

人間用食材表記は何が入っているか分からない

ドッグフードの肉原材料の中には、人間用食材と記載されているものがありますが、中には、人間用に使用した残りの肉部分(骨・食用に向かない内臓など)を使用しているフードもあります。正確に、どのような原材料を使用しているのかを確認することも大切なことです。不安な場合はメーカーに問い合わせましょう。原材料についての詳細を教えてくれない、知らないメーカーもありますので、そういったドッグフードは選ばないようにしてください。

グレインフリー=NO炭水化物ではない

近年、グレインフリーのドッグフードが増えています。

グレインフリーとは、穀物を使用しないで作られたフードのことです。肉食動物である犬にとって、炭水化物源である穀類は不必要なものなので、グレインフリーであることは、犬にとって当たり前に必要なことだと言えます。

しかし、穀類以外にも炭水化物源があるという事をご存知でしょうか?イモ類やタピオカなど、多くの炭水化物を含みGI値も高い原材料はいくつもあります。グレインフリーを謳っているフードの中にも、そのような高GI炭水化物を多く含んでいるフードがたくさん出回っています。グレインフリーという言葉に惑わされることなく、原材料を見て炭水化物源の少ないドッグフードを選びましょう。

パッケージ写真はイメージ操作

ドッグフードに限らず、商品を購入するとき、商品イメージから購入する方も多いのではないでしょうか?ドッグフードのパッケージに、人間が使用する食器などを使う事でまるで「人間が食べているものに限りなく近い」というイメージを醸し出しているものがあります。それはあくまでイメージだけで、原材料が何を使っているのかまったく分かりません。ドッグフードを選ぶときはイメージではなく、原材料に何を使っているのか、動物性たんぱく質がどれぐらい入っているのかをしっかり確認しましょう。


ドッグパートナーの中の人
管理人
海外の情報を元に、グレインフリードッグフードについて解説しています。また、海外ドッグフードランキング・ランキング入賞のフードをご紹介しています。フード選びの参考として、海外のペットフード動向を学ぶひとつの手がかりとして、こちらも合わせてご覧ください。

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海外の情報を元に解説しています。穀物は不使用でも「高GI炭水化物を多く含んでいるドッグフード」が出回っていることをご存知でしょうか?
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