みなさん、飼い犬のドッグフードはどのようにして選んでいますか?ドッグフードの選び方には、国民性が反映されていると言われています。まずは海外(ペット先進国)から見ていきましょう。
ペット先進国に住む飼い主によるドッグフードの選び方
・原材料表示にある分からない成分については調べる
・獣医師やブリーダーに勧められたフードでも原材料確認
・誰に勧められても成分的に納得がいかないものは犬に与えない
・人間の食べ物と同じようにより安全性の高いものを選ぶ
・食品添加物や犬の生体について正しい知識を持った上で選ぶ
・最終的には自己責任という考え方なので自分の意思100%で選ぶ
・広告=良いものであるという判断をしない
日本でも、健康面に対して考えの深い方々は上記のような選び方を実践されています。しかし、現状の日本ではそのような選び方をする飼い主はまだまだ少ないのです。では続いて、日本人によるドッグフードの選び方を見てみましょう。
日本人飼い主によるドッグフードの選び方
・原材料表示よりもパッケージ表に書いてある言葉と写真等のイメージで選ぶ
・獣医師やブリーダーに勧められたフードの原材料表示を確認せずそのまま与える
・原材料よりも「誰かがお勧めしている」という付加価値を信じる
・フードの安全性は人間の食べ物ほど考慮しない
・食品添加物や犬の生体について正しい知識を持ちあわせないまま選ぶ
・クチコミ情報で最終決定してしまう
・広告=良いものであるという認識が強い
ペット先進国において言えることは、同時に「人間の食べ物に対しても意識が高い」ということです。オーガニックやグルテンフリーなど、ペット先進国ではそのような暮らしが当たり前のように受け入れられていますが、日本ではオーガニック食材やカフェ・レストランなどまだまだ圧倒的に少ないというのが現状です。また、そのような思考が少数派であることから「神経質である」などのレッテルを貼られる場合も多くあります。自分自身が口にする食べ物に対して、その重要度に気づいていないこともあるかと思います。その結果、犬たちへ対する食べ物の意識も必然的に低くなっていってしまいます。
ペットを飼うのであれば、飼い主が体調を崩したり入院したりすることでペットのお世話ができなくなる・飼い続けることができなくなることは先ず避ける努力をする必要があります。それと同時に、ペットたちの食事や生活環境も同様にできる限り病気にかかりにくくなる状況を作ってあげることが非常に重要です。
飼い主・飼い犬たち皆が健康寿命を長く保てるよう、保護者である人間が食べ物への意識を高めていきましょう。そして、犬の生体やドッグフード・おやつの原材料に対する知識もたくさん身に着けてそれを活かしたドッグフード選びを行いましょう。