この文面は、厚生労働省「ひとこと、いワンと」「海外での狂犬病予防のおはなし」からの、「狂犬病について」学べる出典記事となります。
狂犬病ってどんな病気?
狂犬病とは?
・狂犬病は、すべてのほ乳類がかかる病気です。
・人間は、狂犬病にかかった動物にかまれることで感染します。
・狂犬病に発症すると、ほぼ100%助かりません。ただし、かまれた後すぐ狂犬病ワクチンを接種することで発症を防ぐことができます。
・日本では、1957年を最後に人も動物も国内での感染はありません。
もし、(海外渡航時に)かまれたら?
・すぐ、きれいな水と石けんで傷口を洗ってください。可能であれば消毒をしてください。
・現地の病院で狂犬病ワクチンの接種について相談しましょう。
・帰国時に空港や港の検疫所で動物にかまれたことを伝え、アドバイスをもらってください。
海外渡航時の予防対策としては、まず動物にむやみに近づかない・エサを与えないことです。海外では狂犬病が身近なところにも存在します。日本と同じ感覚で動物と触れ合わないことが、個人でもできるもっとも効果的な狂犬病予防対策です。狂犬病は、今も多くの国に存在する病気です。台湾では、日本と同様50年以上、狂犬病が発生していませんでしたが、2013年、狂犬病の流行が野生のイタチアナグマで確認されました。
日本国内の狂犬病予防の3つのルール
・お住まいの市区町村の窓口に飼い犬の登録をすること
・年1回の狂犬病予防注射を飼い犬に受けさせること
・鑑札と注射済票を飼い犬につけること
日本では狂犬病を持ち込ませないために、海外からの動物に対して、「輸入の禁止」「検疫(病気がないかの検査)」「届出制度」の水際対策を行っています。万が一の発生に備えて、飼い主さんや自治体の獣医師などに予防対策にあたってもらっています。
出典・加工して作成:厚生労働省ホームページ「ひとこと、いワンと」「海外での狂犬病予防のおはなし」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/pdf/poster06.pdf
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/pdf/poster07.pdf