この文面は、厚生労働省「狂犬病に関するQ&Aについて」からの、「狂犬病が発生している国」について学べる出典記事となります。
目次
狂犬病が発生している国
狂犬病が発生している国
狂犬病は日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部の国々を除いて、全世界に分布します。つまり、海外ではほとんどの国で感染する可能性のある病気です。
どのような動物から感染しますか
感染動物すべてから感染する可能性がありますが、主な感染源動物は以下のとおりです。渡航中は特にこれらの動物に咬まれないように注意してください。中でも、犬が人に対する主な感染動物です。
アジア、アフリカ:犬、ネコ
アメリカ、ヨーロッパ:キツネ、アライグマ、スカンク、コウモリ、ネコ、犬
中南米:犬、コウモリ、ネコ、マングース
どのくらいの人が狂犬病に感染して亡くなっているのですか
世界保健機構(WHO)の推計によると、世界では年間におおよそ5万5千人の人が亡くなっています。また、このうち3万人以上はアジア地域での死亡者と言われています。
狂犬病に感染した犬はどのような症状を示しますか
狂騒型と麻痺型と言われるタイプがあり、狂騒型では、極度に興奮し攻撃的な行動を示します。また、麻痺型では後半身から前半身に麻痺が拡がり、食物や水が飲み込めなくなります。
狂犬病に感染した人はどのような症状を示しますか
強い不安感、一時的な錯乱、水を見ると首(頚部)の筋肉がけいれんする(恐水症)、冷たい風でも同様にけいれんする(恐風症)、高熱、麻痺、運動失調、全身けいれんが起こります。その後、呼吸障害等の症状を示し、死亡します。
出典・加工して作成:環境省ホームページ「狂犬病に関するQ&Aについて」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html