犬も飼い主も歳を重ねると体力や生活習慣が変わります。シルバー世代の飼い主と高齢犬(老犬)がともに幸せに暮らせるように、日頃から備えておきましょう
・シルバー世代の犬への責任
犬との暮らしは、私たちの日常に幸せと彩りを与えてくれます。犬の世話が生きがいになったり、犬の話題で会話も弾みます。犬の寿命は年々伸び、犬や猫は15年以上生きることも珍しくありません。万が一自分が病気などになってしまって、飼い続けることができなくなったときにどうするか……。そんな事も考えて、対策をとっておくことがシルバー世代の犬への責任です。
・いまどきの犬の飼い方
昔と今では、犬の飼い方の常識も変わってきています。犬の鳴き声や散歩での糞や尿の放置はご近所トラブルの元になります。
・シルバー世代と犬
毎日の散歩やしつけが必要です。犬種によって大きさ・特性・性格、必要な運動量が異なります。将来の自身の体力なども考えて選択しましょう。
飼い主には市区町村への飼い犬の登録と毎年の狂犬病予防注射等が義務づけられています。( 狂犬病予防法 )
・シルバー世代には成犬からが飼いやすい
おとなの犬は、大きさや性格がある程度分かっているという利点があります。保護施設からの譲渡には年齢制限等の条件もありますが、あなたに合う犬の紹介や、トライアル期間(試しに飼ってみる期間)、飼い方のアドバイス等も行っていますので、選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
・飼う前にチェック
・犬の世話に毎日時間をかけられますか?犬の世話に休日はありません。
・犬を飼える住まいですか?賃貸の場合は契約内容を確認しましょう。
・世話をする体力や、飼い続けるお金はありますか?フード代だけでなく、動物病院の費用などもかかります。
出典・加工して作成:環境省「共に生きる 高齢ペットとシルバー世代」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/tekisei/h29_03/mat02.pdf