犬の健康管理と応急処置

 

この文面は、環境省「ペットも守ろう!防災対策」からの、ペットの防災対策が学べる出典記事となります。


 

犬の健康管理と応急処置

感染症の予防は日頃から

避難所には人だけでなく、多くの動物も集まります。非常実は衛生状態や栄養状態が悪くなり、ストレスで免疫力が低下することもあります。感染症の発生を防止するため、日頃から、ノミやダニなど寄生虫の駆除や予防、感染症の予防は必ずしておきましょう。預けることになっても、感染症予防をしてあることが条件の場合もあります。

・混合ワクチン
・ノミやダニなど外部寄生虫の駆除や予防
・犬フィラリア症の予防
・狂犬病予防接種

避難生活での健康管理

災害は動物にも大きなストレスをあたえます。避難所など馴れない環境では体調も崩しがちですので、いつも以上に健康状態に注意しましょう。獣医師の巡回診療を利用するなど、異常を感じたらできるだけ早く診察を受けましょう。

日常の健康チェックのポイント
・食欲(食べない、ムラがある)や飲水量(多い、少ない)嘔吐の有無、回数、吐いたものの形状
・便(下痢や便秘、血便)や尿(多い、色が濃い、血尿)の状態、回数
・呼吸の様子、咳、くしゃみ、鼻水
・眼やに、眼の状態(赤い、腫れている、涙が多い)
・体温(普段から腹部や耳など毛のない部分を触って体温を覚えておきましょう。正確には体温計で直腸温を測ります)
・脈拍(後脚の付け根に指をあてて測ります)
・歩き方(ふらつき、斜傾)
・脱水症状(背中など皮膚をつまんで放しても戻らない)

緊急時の応急処置

犬の運び方
犬の意識がないときは、息ができるよう首の角度に注意しながら、毛布などの丈夫な布や平らな板に乗せて運びます。犬をゆすったり必要以上に動かさないようにします。普段はおとなしくても、痛みや興奮などで咬みつくことがあります。布でくるむなどの対策をとり、なるべく患部を動かさないように運びます。

骨折や打撲
痛がっても傷口がない場合はまずは患部を冷やし、動かさないようにします。明らかに変な向きに曲がっていたり、異常に腫れているなど、骨折が疑われるときは元に戻そうとしないようにしましょう。

ケガ(止血)
出血があまりないときは、まずは傷口の汚れを流水で洗い流します。水がない時はできるだけ汚れを取り除きます。出血があるときは、乾いたきれいな布で傷口を直接強く押さえます(直接圧迫止血)。包帯やハンカチできつく巻くことも同様の効果があります。

やけど
速やかにきれいな流水で患部を5分以上冷やします。水がない時は、冷やした布をこまめに替えて冷やします。全身または広範囲のやけどの場合は、水をためた浴槽につけたり水に浸したタオルで全身を包むようにして冷やします(低体温にならないよう注意)。皮膚が赤く腫れたり水ぶくれができている場合は、冷やした後に傷口をラップなどで包んで、病院に運びます。

熱中症
体が異常に熱い、息が荒い、舌が異常に赤い、意識がない、意識があって倒れたまま動かない、などがみられ、命に関わります。速やかに涼しい場所に移動し、体に水をかけ、後頭部、足先、首、脇、後ろ足の付け根を重点的に冷やします。体温が下がっても脳や内臓に障害がおこることがあるので、速やかに病院に運びます。

 

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出典:環境省ホームページ「ペットも守ろう!防災対策」

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2909a.html