譲渡犬とのマッチングの失敗例

犬の譲渡後のマッチングの失敗例について

適正なマッチングがされないと、いろいろな問題が起きてしまいます。

マンションに暮らす家族が吠えやすい小型犬をもらったら
  ↓
吠え声の苦情が来てしまい、犬を返したいと相談することになってしまった

小さい子供のいる家庭がシャイな猫をもらったら
  ↓
ていねいに扱われず、猫が子供の存在をストレスに感じて元気がなくなった

マッチングでうまくいくために

・小さい子供のいる家庭には…
子供に対して温厚にふるまえる犬がいいでしょう。おとなしい子供がいる場合は落ち着いた犬、やんちゃな子供の場合には元気で活発な犬がお薦めです。
譲渡会などで実際に子供に会わせて相性をみましょう。
基本的に犬の世話は親が行い、子供も手伝うというスタイルが望ましいでしょう。

・共働きの夫婦、留守の時間が長めの家庭には…
落ち着きのあるタイプ、独立心の強いタイプ、一匹でいることが苦にならない犬がお薦めです。
ケージの中や繋がれた場所で落ち着いていられる犬なら留守番が長くても負担は少ないでしょう。
子犬は手間と時間がかかるので、ある程度性格の分かった成犬の方がいいでしょう。

・家族全員が大人で、比較的静かに暮らしたい家庭には…
落ち着いて行動できる中高齢の犬、動きが緩慢な犬、大きさでは中型犬以上がいいでしょう。
また、高齢者だけの家庭には、穏やかな性格の小型の成犬がお薦めです。
ただし、病気や入院などで世話ができなくなった時に備えて、後見人的存在(家族や知り合い)をあらかじめ決めておくことが必要です。

出典:環境省
「譲渡でつなごう 命のバトン」

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次